本当によくできた曲だと思う。
藤森が作詞したという、武勇伝の流れを汲み、ただただ中田を崇める内容をラップ調にアップデートした歌詞にしても、若者への受け抜群な三代目のランニングマンよろしくなフライングマンの振り付けも、よく考えたなと感心する。スケール感もあるし、しっかりコール&レスポンスで盛り上げるパートもあるし、これは売れるのも納得。
それにしても器用すぎる。よくできすぎている。
でも、余計なお世話かもしれないのだけど、曲だけが取り沙汰されるのはちょっと勿体無いと思う。
この曲は、もともとは彼等が芸人として作ったリズムネタを進化させたものだったのだから。
年末に放送されるネタ番組の検索ちゃんで、2014年の時点で既に、武勇伝をフリとして、中盤にEDM調の曲に展開するネタを披露していた彼等。
そのネタもかなり衝撃的で、共演した芸人達を唖然とさせ、非難のような称賛のようなものを浴びていた。
そして去年の末。
また何か新しいすごいものが見れるんじゃないかと期待して見たら、更に曲のクオリティが上がっていて、芸人がちょっとしたパロディでやるレベルではなかった。前年の共演者からの非難のような称賛のようなものは、もう非難のような称賛に変わっていた。
検索ちゃんでは、武勇伝をしっかりフリとして見せてから、PERFECT HUMANに転調という緩急が通快だった。初見のサプライズも後押しして最高に興奮した。
ただ、検索ちゃんの放送後はちっとも話題にならず。
そして、HUMAN PERFECTが世間に知られるきっかけとなった、先日のENGEIグランドスラム。
検索ちゃんの時と同じように面白かったけど、武勇伝のフリが短かったし、終盤のナイナイ岡村の「やめろ、帰れ」というしつこいガヤが余計だった。岡村なりの愛のあるガヤなのかもしれないけど、パフォーマンスの途中に水差すのはいかがなものかと。
それでも、深夜の検索ちゃんの時より、ゴールデンのENGEIグランドスラムの方がセットの華やかさがあり、スケール感は圧倒的に勝っていた。
今度のMステはもっと派手な演出があって見応えはあるのだろうけど、ネタ番組で感じたような面白さや目新しさは皆無なんだろうな。
でも、その日アンダーワールドも出るし、オリラジとタモリさんとの掛け合いも面白そうだし、絶対見る。
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