2015年6月6日土曜日

イニシエーションラブ


原作を読んでいないので、どんだけすごいどんでん返しが待っているのか、かなり期待して観た。
もうそれだけが楽しみと言っても過言でないくらいに。

この映画の冒頭に、シックスセンスみたいなエクスキューズがあり、あれにはちょっと萎えた。
ああいうの本当にいらないし、この映画のポスターも然りだけど、あのコピーで、どれだけハードルをあげているか。
それに、そのどんでん返しへの伏線となるような言動に過敏になり、いちいち不自然に感じられてしまうことが多かった。
それを一番感じたのは、夕樹という名前なのに、タッくんという呼び名がついた場面。あ、絶対なんかあるな、と思わずにいられなかった。

というわけで、僕にはこの映画は全然ハマらなかった。
この映画にはすごい仕掛けがあります! という売り込みがなければ、もう少し楽しめた気がする。勿体無い。

伊坂幸太郎の小説で、中村義洋監督により映画化された、アヒルと鴨のコインロッカーが大好きなのだけど、ああいう風に、気持ちよく意表を突いて欲しかった。
アヒ鴨は何度でも観たいと思うけど、このイニラブは2度と観ない。


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